診療案内≪小児歯科≫
“小児”とは、乳歯が生え始める生後7か月頃の赤ちゃんから、永久歯が生えそろう13歳頃までのお子様を対象とした歯科です。
お子様の口の中には、歯が生えたり、生え変わったりと、著しい環境変化があります。そのため、虫歯のできやすい場所も、その時々で変化します。
特に、乳歯や生えたばかりの永久歯はとても柔らかいため、虫歯になってしまうことがあるのです。
お子様の歯の健康は、親御様がきちんと管理することがとても大切なのです。ご家庭での虫歯予防と歯科医院での虫歯予防によって、 お子様の大切な歯を虫歯から守りましょう。
【ご家庭での虫歯予防】
◎年齢に合わせた歯磨き方法
お子様の歯を健康に保つには、年齢に合わせた歯磨き方法や歯ブラシ選びが大切です。 当院では、お子様には“正しい歯磨きの方法”を説明するとともに、 親御様にも“痛くない正しい仕上げ磨き”の方法をご説明致します。 また、ご希望の方には最適な歯ブラシをお選び致します。
【キシリトールの摂取】
お子様がガムを噛めるようになったら、100%キシリトールガムやタブレットを積極的に摂取することをお勧めします。
キシリトールは非う蝕性(虫歯にならない)甘味料です。ミュータンス菌の活動を抑制し、歯垢(プラーク)を減少させて、歯の再石灰化を促します。
ただし、キシリトールさえ摂取していれば安心というわけではなく、歯磨きがおろそかだったり、頻繁に糖類を摂取しているような食生活では、やはり虫歯を発生させてしまいます。キシリトール摂取は、あくまでも「虫歯予防」の一手段であるこを忘れてはいけません。
【歯科医院での虫歯予防】
乳歯の生え揃ってくる頃から、歯科医院での定期的な検診を始めると良いでしょう。
◎フッ素塗布(2歳半頃~)
フッ素は、歯の再石灰化を促進し、虫歯に強い歯質をつくる性質があります。
フッ素塗布後は、30分程度飲食やうがいはさけてください。
年3~4回程度の塗布をお勧めします。
◎シーラント(6歳頃~)
シーラントは、虫歯になりやすい奥歯の溝をレジン(プラスチック)で埋める治療です。 特に生えたばかりの6歳臼歯は、歯磨きしにくく、虫歯になりやすいため、有効な予防処置です。
しかし、咬み合わせ等により少しずつはがれていく事がありますので、定期的にチェックしていくことが必要です。
◎サホライド
サホライドは、殺菌作用と虫歯抑制作用がある薬剤です。
乳歯の虫歯や治療を極端に怖がるお子様の、虫歯進行止めに有効です。
薬に含まれている銀の沈着によって、治療した部分が黒くなります。
サホライドはあくまでも対症療法ですから、定期的にチェックしていくこが必要となります。
【歯っぴーとつかっ子クラブ】
当院ではお子様の大切な歯を健康に維持していただくために、 キッズクラブ「歯っぴーとつかっ子クラブ」を設けています。
入会金や年会費は無料。(お口の健康手帳代500円のみ)3歳から15歳まで入会できます。
お子様一人で来院する時には、お口の健康手帳に治療内容を記入し、親御様に分かりやすくお伝えします。